安堵町歴史民俗資料館は、東安堵村北垣内一統の農家、庄屋、村役人の重責を果たした今村氏の邸宅を利用した博物館です。
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ホーム>収蔵品について

●今村氏関係資料


幕末から近代にかけての今村文吾[1808年生―1864年没]と今村勤三[1852年生―1924年没]を中心に展示しています。 天誅組の変に参加した伴林光平と、文吾が開いた晩翠堂塾、安堵社中との関わりについての展示。 また、勤三が尽力した奈良県再設置運動をはじめ、地域の近代化を進めた姿を見ることができます。
・今村勤三中山平八郎宛書簡
・伴林光平筆屏風
・奈良鉄道株式会社汽車発車時刻表
・養徳(やまと)新聞 ・祥満(三枝蓊)和歌短冊
など
●安堵町伝統産業「灯芯」


いぐさの表皮をひき裂き、取り出した“ズイ”の部分を「灯芯」といい、灯明や和ろうそくの燃え芯として利用されました。 この灯芯を取り出す技術「灯芯ひき」が伝えられた安堵町において特産物(品)となった灯芯の歴史など、「灯りと灯芯」をテーマとした展示をおこなっています。
・「灯芯藺皮商会社定約」
・「灯芯売上帳」
・灯芯ひき道具
・採墨道具・採墨用灯芯
・和ろうそく芯巻き道具
・瓦灯
・燭台
など
●天理軽便鉄道

かつて安堵町を通って運行された天理軽便鉄道は、大正4年(1915年)から新法隆寺―天理間を運行した狭軌鉄道です。 当コーナーでは同鉄道の復元車両やジオラマ、関係する資料を展示しています。例年2月には最終運行日(昭和20年2月11日)にちなみ、館内で復元車両を走らせる「模型運転会」を開催しています。
・復元模型 安堵駅とレールカー
・路線図
・資料写真
など
●民俗資料


農具や民具など町内外の方より寄贈いただいた民俗資料を期間ごとに入れ替え展示しています。それぞれの道具から先人たちの知恵や工夫がうかがわれ、むかしのくらしのさまを垣間見ることができます。
・農耕(稲作)
・衣・食・住
・運搬
・竹と生活
など
●期間展示

テーマごとに期間を設けて展示をおこなっています。
過去の期間展示
・「安堵町30周年記念 天理軽便鉄道展」
(平成28年3月~5月)
・「特別展 安堵町の念仏信仰―天得如来を中心にー」
(平成29年3月~5月)
・「安堵偉人展 荒男と憲吉 ~時代を拓いた郷土の盟友~」
(平成29年9月~11月)
・「企画展 安堵のいま・むかし ~辻本忠夫氏スケッチ画より~」
(平成30年3月~5月)
・明治150年記念「新収蔵 伴林光平と今村文吾展」
(平成31年3月~5月)
・「企画展 憲吉考案 日常のうつわ展 ~平安窯・富泉~」
(令和4年3月~5月)
・「企画展 平楽寺 ―什物と地域の営み―」
(令和5年3月~5月)
・「企画展 安堵の六斎念仏」
(令和6年3月~5月)
・「企画展 文化財を伝える-変化・消滅と記録-」
(令和7年3月~6月)
など